菜の花さんぽ
自分の運転で遠出をした。ひとりはさすがに心細かったので助手席には叔母に乗ってもらった。
トータルで約3時間くらい。昨年末に手術をして以来、地元以外を走るのは約半年ぶりくらいだった。
目的地は安平町の菜の花畑。
祖父母は母の車で。2台連なって菜の花さんぽに出かけた。
菜の花畑は一箇所だけではなく、安平町内のあちこちに広がっていた。町とは言っても、のどかでとても広い田舎まち。花畑から花畑までの距離は結構長くて、農道をひたすら車で走り続けた。
丘の上から見る菜の花。緑の葉っぱはなんの作物なんだろう。
くもりだったけれど、ときどき顔を出す太陽が眩しくて、鮮やかな黄色が一面に広がっていた。黄色い花は元気をくれる。
パノラマ機能使わないといけないくらいとてつもなく広い、菜の花畑。お見事でした。快晴の青空の下で咲く菜の花が見たかったけど、それはまたいつかのお楽しみ、ということで。
帰宅してからは肩が張って、足腰ガクガクするくらいグッタリ。
久しぶりの長距離運転、たくさん歩いたし、太陽も浴びた。冷たくて強い風にも当たった。体力落ちまくりの身体にはなかなか堪えたらしい。ソファに横になったらすっかり動けなくなってしまった。
気付いたら1時間寝ていた。化粧はしたまま。でももう、顔を洗う気力も、ない。
顔は洗えなかったけど、ちゃんとベッド移動して寝た。(えらい!)
その分、今朝はたっぷりのクレンジングクリームで丁寧にメイクを落として、せっかくなのでサキナの美顔器でフルコースもした。
肌のマッサージ、毛穴の掃除をして、ピーリング。
うん、さっぱり。そしてしっとり、もちもち♡
朝からなんて贅沢なんだろう〜♡♡
天気が良いので、買ってそのままにしていた花苗をプランターに植えてあげよう!と思い立った。
本当は日焼け止め塗らなきゃだけど、さっきフルコースしてせっかく肌が気持ちいい状態だったから塗りたくなくて。昨日の疲れもまだ残っているので30分で終わらせよう!と決めた。
植え替えて、お水もたっぷりあげる。さっきまで元気が無さそうだった花たちが、水滴でキラキラ、活き活きして見えた。それを見てまた気持ちがほぐれていく感覚。
あ、わたしいま幸せかも。
ささやかなことに感動できるようになった。
きのう魔法びんに入れた熱いお茶が、きょうになっても熱いままだった。
温かいほうじ茶を飲みながら魔法びん作ったひと神かよ!すごいな!!!とまた感動。そして感謝した。
***
わたしはいま、3つの病院に通っている。
『頑張ったんだから、いまはすきなことだけしてれば良いから。楽しいことと、小さな成功体験を積み重ねて、自分を満たすこと。そして心も体も元気になったとき、またがんばれば良いよ』
どこの主治医も同じ言葉を掛けてくれる。わたしはそれに、救われている。
30歳目前で仕事がない、稼ぎがないわたしは人間失格だと思って自分を責めた。家族以外の周りの大人たちにも、怠けてるとか辛抱が足りないとか、散々ケチ付けられた。余計に自分を責めた。
でも周りの意見だけを聞いてそのとおりに生きたって、クソつまんないだろうなーって思うようになって。
なんでわたしの人生に意見するの?わたしは人と同じが嫌い。わたしの人生はわたしのものであって、誰のものでもない。
病気をしてみて、落ち込むこともあったけど、最近ではいろいろ吹っ切れた。そして開き直った。わたしはわたしを生きるって決めた。他人の思考や感情なんて邪魔くさくてしょうがない。
ということで、がんばるのやめます。
もうしばらくは、のんびりすきなことだけして生きる。
いまはまだだけど、必ず元気になる。そしたらこれでもかってくらい親孝行するんだ。待っててね。