GR8EST、前半戦

 

7月15日。

関ジャニ's エイターテイメント GR8EST 初日公演に参戦してきました!

 

一言で言うと、すごい。熱量、気概。

ハンパないって!←

 

関ジャニ∞、かっこよかったです。めちゃくちゃかっこよかった。男前が男気と優しさに溢れるとあんなにかっこよくなっちゃうんだ、って驚いた。

 

関ジャニ∞の新しい歴史に立ち会えたこと、心の底から嬉しく思う。

嬉しい?うん、嬉しい、かな。

 

さみしいとか悲しいとか、なんで6人なの?とか、すばるくんすきだよ、やすくん本当に大丈夫?とか。いろんな感情ごちゃまぜであったんだけど、ライブが終わるころにはいつもと同じく嬉しい!楽しい!大好き!!!の気持ちでいっぱいにしてくれた。

 

さすが関ジャニ∞、やっぱりわたし男見る目ある♡

 

わたしによるわたしのためのレポとして、おぼえがきしておこうと思う。めちゃくちゃダラダラ綴る。全部は覚えてないから、ニュアンスで。

ここからはセトリ、ネタバレ書いていくので見たくないひとはまわれ〜みぎっ!

そこそのひとじゃなかったよ〜っていうのもスルーで。答え合わせはこのライブがいつか映像化されたときに自分でやります。映像化されますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨。グッズ売り場のテントには6人のグッズしかなかった。ああ…なんかもう…。

開演前のステージ上。幕はかかっていなかった。バンドセットが組まれている。俺たちのありのままを見てくれ!ってことかな。前列にはマイクが3本しか立っていない。ねえ、1本足りなくない?

 

ステージのセットはシンプルだった。グッズもシンプル。

エイトはTシャツにジーンズでかっこいいひとたちなことを知ってるからシンプルくらいがちょうどいい。(八祭参照)(八祭とか言うから八祭観たくなってきた)

 

ステージ上にはまたあいつがいた。鉄塔。あの鉄塔なあ…ドームでバンドやるからしょうがないんだろうけど、メインスクリーンが見えなくなる問題、いつか解決すれば嬉しい。

 

いつも以上に大きなエイトコール。ファンの気合十分。私は大きな声が出ないので、心の声でエイトを呼んだ。

 

 

 

オープニング。

“遺伝子”とか“細胞”のイメージかな。モノクロでオトナな雰囲気、かつシンプル。babyに翼が生えて、空を飛ぶ。スーツをビシッと纏った6人が前に歩みを進めている。

 

 

悪い夢を見てるんだってずっと思ってた。

 

3日連続で出演した歌番組を切ない気持ちで観たのに。生放送の関ジャムを観てあれだけ泣いたのに、やっぱりまだ嘘なんじゃないか?って。やっぱり辞めるのやめましたって、言ってくれるの待ってたのに。

 

すばるくんが連載の更新、今回(7/12)が最後ですって言ってもまだ、まだ信じられなかった。

 

 

ステージに影が現れる。6人。これが現実です、って。しっかり突き付けられた。

 

パッとライトに照らされた6人はそれぞれ違う表情をしていた。その中でも印象的だったのは大倉くん。関ジャムでも見た笑顔だった。横山さんは相変わらず、なんとも言えないむつかしい顔をしていた。

 

『ねえ、なんか…いろいろありましたね。ここまであっという間でしたね。ご心配お掛けしました。不安な思いさせてごめんね。いろんな想いを抱えたひとたちが集まってくれてるんだと思う。でも精一杯楽しませるから。自分たちの “今” を、関ジャニ∞を楽しんで行ってください!』

 

亮ちゃんの挨拶から始まった。

すばるくんに【これからの関ジャニ∞は僕が引っ張って行きます】って力強い言葉を贈ったひとの佇まいだった。

 

今まで見たことのないような亮ちゃん。テンション高めな亮ちゃんは見たことあったけど、やってやるぜ感がこんなに伝わってくるのは初めてだったかもしれない。 

 

上下青のシンプルでクールなスーツ。きれいな青色だった。(微妙にそれぞれ色違うかな?見間違い?って思ってたら公式の写真で確認できた。関ジャムの衣装みたいだね。)

 

 

1.応答セヨ

イントロで、(そう来たか…) と思った。音が、低い。メインボーカルのりょうちゃんの声音に合わせたんだと思う。イントロの音程が違うことにまたグサグサやられて、思わず涙目。

 

すばるくんの声が、一切ない。聴こえない。どうして…

でも。ちゃんと関ジャニ∞の曲だった。悔しいような、安心したようなきもちで、1曲を聴いた。

 

ここでまた亮ちゃんの挨拶。

『全然、話変わるんだけど。ボク思ったんですよ。歯の治療って、したことある?歯をね、抜いた後って、痛いなあとか、なんか違和感があって、舌で舐めってみたり。でもいつのまにか、あれ?違和感なくなってる?みたいな感じ。分かります?ボクなんの話してるんやろ(笑)』 

 

やすくんがふははっと笑った。会場も笑う。すすり泣く声があちこちで聞こえていたけど、ちょっと雰囲気が和んだ。(気がした)

 

『見慣れないでしょ、この景色。違和感あるよね。でもこれからはこの6人の、この景色でお送りしていきますから』

 

2.ここにしかない景色

歌詞が…歌詞がいちいち(いちいちっていう言い方しか知らない語彙力のなさ)、いちいち関ジャニ∞の歴史に、スタンスにぴったりで。関ジャニ∞の曲が胸に響くのは誰でもその曲の主人公に自分を当てはめられるからなのかなあ、と。自分たちを鼓舞するための歌をいまは自分たちが歌う。その度に強くなって自信になっていくのかな。

 

この曲はもともと亮ちゃんパートの多い曲だからほとんど違和感なく聴けた。

 

 

あたまの容量が無いから点でしか覚えてないわたしのしょぼい脳みそよ…でも違和感あったら覚えてるはずだし、メンバーそれぞれのすばるくんへのリスペクトを感じながら歌を聴いた。なんならすばるくんが歌ってたんじゃないかくらいだった。これ以降も、以下同文。

 

 

3.NOROSHI 

イントロのトランペット、全然音が出ていなかった。ライブが始まっていちばん緊張してたのは横山さんだったのかもしれない。やたらと汗を拭っていた。吹くたびに拭って、歌うたびに拭って。

表情はやっぱり、強張ったような…それでも後半になって少しずつ音が響いていた。

 

歌い出しは亮ちゃん。『控えめなのね、ガールズ』は直前のパートを歌ってるまるちゃんがそのまま。

『手のひらが背に触れた』も亮ちゃん。亮ちゃんが吠えた。グッと来た瞬間、歓声が上がった。

 

すばるくんのパート部分になると、会場内に来るぞ来るぞ…!という空気が流れる。

そして (わー!(かっこいい!) とか おー!(そう来たかあ〜!)とか小さく歓声が起こる。

そうならざるを得ない。しょうがない。すばるくんが “メインボーカル” であった事実を、すばるくんの存在感をひしひしと感じ始める。でもメンバーはプレッシャーもあるなかそのリアクションすら楽しんでるようでもあって、頼もしかった。

 

『君、いけばこそ道は開く!(ハッ!) 』で真っ赤なライトに照らされたエイト。その演出は…その演出はやめてくれって…

 

4.言ったじゃないか (メインステ→ムビステ中央)

相変わらず汗を拭う横山さん。今回グッズにタオルないからか、真っ白なタオル。真っ白なタオルを使う横山さん。なんか、可愛かった。

 

『大倉くんのくるくるな(黒髪の?)パーマが好きだって…!』

おーくらw

 

 

5.なぐりがきBEAT (ムビステ中央→後方)

冒頭から横山さんのトランペットが鳴る鳴る!いい音!バンドのなぐりがき、めちゃくちゃかっこいい!!!

 

『世界を変える真新しいルール』

『言い訳と弱音をやめたら あとはドアを開けるだけ』

特にここの歌詞がいまの関ジャニ∞そのもののように感じて。年上と年下で分かれてたパートが、よこひなと、年下。良い。この曲も関ジャニ∞のための歌だった。

 

 

亮ちゃん『きょうは雨だけど…せめて明日は…明日はっ…晴れてくれたらいいのに…!』

 

デッデーレデッデ♩

 

6.ココロ空モヨウ (ムビステ後方) 

 

『曇る天に毎度 祈るだけじゃ退屈さ』

 

やすくんが歌ってたかな。すばるくんのパートでも高いところはやすくんが担当してた気がする。

 

 

くら『まるちゃんげんき?』

まる『イェーーーーーーーーーイ!げんきじるしー!ジューシー!』

 

 

7.Heavenly Psycho (ムビステ後方→中央)

トランペットが心地よく響く。伸びのいい音。歌い出しは亮ちゃん。亮ちゃんのバンドアレンジver.がここに来てすごく生きてきた…

原曲はだいすきで聴き込んでたけど、リアレンジには正直馴染めなかった。でも今日以降は大切に聴けそう。

 

8.BJ (ムビステ中央)

歌って、トランペットを吹いて、片手で汗を拭う。タオルを置いてまた、吹き始めるってときに両腕をピッと上に上げて、ジャケットの袖から少し手首が見えるようになるの、すきすきそれすき〜!!!

流れるような動作が、美しかった。ほう…っと見惚れた。かと思えば横山さん。

 

『皆さん声は出てますかっ!もっと大きな声を!もっと!もっと!僕たちにください…!』

 

ワン、ツー、ワンツー、ウー!

 

9.ズッコケ男道 (ムビステ中央→メインステ)

イントロのトランペットが終わったと思ったらマイクを握って、バンドの定位置を離れる横山さん。

 

まさかのメインボーカル…!すばるくんのパートほとんど担当!会場から歓声とざわめきが起こる(笑)

 

まるちゃんに後ろからもたれかかって、どエロい顔でまるちゃんを見つめながら歌う。ちゅーする?ちゅーする?しなーい、って距離←

その後もムビステを端から端まで移動して、アリーナひとしきり煽ってた。何あのかっこいいひと!え!まさかあの煽りのプロ!横山裕が帰ってきた…!?

 

煽りのプロ、一時期お休みしてたでしょ?え?してない?いやしてたよ←?

 

かっこよかった…あんなにカッコつけて(褒めてる)煽りに煽って会場盛り上げる横山さんすっごく久しぶりに見た。見てて恥ずかしくなるくらいカッコつけてる横山さんがすき。かっこいいんだもん。

 

会場の雰囲気がガラッと変わった。楽しい!のいつもの空気感になった。横山さん、すごい。横山さん自身もそこから何か吹っ切れたように見えた。

 

10.無責任ヒーロー(スカver.)

ズッコケでめちゃくちゃ盛り上がった会場がさらに盛り上がる。

かっこいいかっこいいかっこいい!!!

 

よこ『笑っておくれよ なるようになるさ』

ひな『任せておくれよ 何とかなるさ』

 

よこひなが『笑え!俺たちに任せろ!』って言ってる…だいすき…(泣いた)

 

なんて責任背負いまくった無責任ヒーロー

 

間奏のスカパラ vs エイトの部分はたこやきオールスターズとのバトルになってた。かっこいい演出。かっこいい。本当にかっこいいの一言に尽きる。

 

 

11.LIFE〜目の前の向こうへ〜

ここでLIFE…LIFEはダメだよ…いやいつどこで歌われたってLIFEはダメだよ…(泣いた)

歌い出しは大倉くん。いい声だわ〜いい笑顔だわ〜すっきゃわ〜〜〜

 

『まだまだ終わらないから』

『僕はひとりじゃないから』

亮ちゃんの声がすばるくんの声に聴こえてくるから不思議。全然違うのに。

 

曲が終わって、一呼吸。

スタッフさんを呼んで、バンドセットとお別れ。…そういえば、今回も2部構成だったな。今気付いた。

この間にちょこちょこっとお話。何話してたっけ…なんだったろう。

 

 

12.オモイダマ

すばるくんパートは横山さん。

『ありがとう大切な人へ 』『大好きな姿を支えたい』

『限界超え見えた扉破れ今』『頑張ってきたこと知ってるから』

 

大サビ前のすばるくんパートはやすくん。やすば…めっちゃやすば(?)

聴かせるなあ…やすくんやっぱり歌上手。

 

込み上げるものはあったけど涙は流れなかった。なんとか目に留まってた。

 

どの曲にもすばるくんがいる。曲の随所随所にすばるくんがいる。わたしのなかから、さみしいという気持ちが段々と無くなっていった。全く寂しくないって言ったら嘘になるけど、8人だろうが7人だろうが、6人だろうが。関ジャニ∞として歌ってきた歌の歴史のなかにはふたりがいる。関ジャニ∞はいつだって関ジャニ∞なんだって思ったらさみしくなくなってきた。

 

 

 

 

めちゃくちゃ長くなったから、ふたつに分けよう。とりあえず置いておいて、あとでちょこちょこ直す。

 

3時間の公演に自分の感情乗っけて1つの記事にまとめるの、めちゃくちゃ時間かかる。思い出すのも時間かかる。メモはプロ(雑誌編集者さん)が居てくれるから、お任せする。

 

後半もぼちぼちまとめる。

 

これ書いている間も、またエイトに会いたくてしょうがない。

 

この夏。わたしにとっても勝負の夏。がんばる。

 

 

 

目の前の向こうへ

 

昨日の疲れは翌日に出る。いまも起き上がれないからどうしよう…ってことで、とりあえず思考の整理をと思ってブログを書いている。昨日のわたしはがんばったってことだ。

 

がんばるのハードルがめちゃくちゃ低い。でも出来たことをひとつずつ自分で認めてあげないと、そうでもしてないと生きてるの、つらいんだ。

 

昨日、本当は体調悪すぎて欠席しようかと思いながら出かける準備をしていた。バスに間に合うか、間に合わないか。ダラダラ支度しながら、一目横山さんを見ようとテレビを点けた。生放送のワイドショーに番宣で出演していた横山さんを見たら、あ、行かなきゃ、と思った。

横山さんは穏やかで、だけど静かに燃えているようだった。

 

7月9日、新しい関ジャニ∞のはじまりの日。

 

 

 

あの会見から約3ヶ月。会見が嘘だったんじゃないかと思えるくらい関ジャニ∞があまりにもいつもどおりの関ジャニ∞だったから、本当に最後の日が来るなんて思ってなかった。

 

6月30日、すばるくんのラジオが終わった。初回から聴いていたわけではないし、聴いたり聴けなかったりもしたけど、土曜日の深夜でしか出来ないような内容はすばるくんだからこそのもの。くだらないこと、だいすきな下ネタ、メンバーの話題に鼻を鳴らしながらゲラゲラ笑うすばるくんがだいすきだった。時には励ましの言葉をくれた。ラジオのときのすばるくんの声はひときわ穏やかで、優しかった。

 

テレビ局各局がそれぞれ “最後の出演” を大切に丁寧に扱ってくれた。この週末には3日連続で生放送の歌番組に出演した。

 

7月8日。関ジャムが生放送するよ!これが本当に最後だからね!って念を押してきた。メンバーと支配人だけの空間。メンバーそれぞれがすばるくんへの愛を語る時間。みんな照れ臭そうにしてたけど、俺たちのすばるくん!すばるくんだいすき!が伝わってくる、優しくて愛しい時間だった。

 

関ジャムが始まってからのここまでの3年間ってすごく濃密だった。濃密で、真摯にひたむきに音楽と向き合った分だけ、すばるくんが離れてしまう原因にもなったんじゃないかと思うとちょっと憎らしくもあるけど、横山さんに音楽って楽しいんだと思わせるくらい関ジャムは大きな存在になった。関ジャムは関ジャニ∞をより大きなグループにしてくれた。

 

***

 

7月2日には、安田くんが去年の2月に脳腫瘍の手術をしていたことを教えてくれた。内緒にしててごめんね、心配掛けたくなったから…って。

立ちくらみで転倒して骨折したのも、後遺症とか薬の副作用だったりするのでは…とか。とにかくあたまがついていかなくて、真っ白になった。だけど、ひとつ思ったのは、生きててくれてありがとう。話してくれてありがとう。

 

本当は辛いんだ、って話してくれたとき、涙が止まらなかった。それでもステージに立って、ライブ回って、みんなに会いに行きたいって言ってくれる安田くんがとてもやすくんらしかった。自分の笑顔が誰かの笑顔を作ることを知っているひとなんだ。

 

やすくんはこんなに辛い思いしながらも、不貞腐れずに前を向いてる。笑ってよ、って笑ってくれる。安田くんはわたしの憧れの人。やすくんみたいな強くて優しい愛の溢れる人に、わたしもなりたい。

 

やすだくん、だいすきです。

 

辛いとか苦しい気持ちに負けないでわたしも前を向かなければと。思った。

 

***

 

7月7日の歌番組のあと、大倉くんがラジオで言った。

『内もそうだけど、離れたからと言ってすばるくんとの絆がなくなるわけではない』

大倉くんはいつだって素直な気持ちを話してくれる。言いたくないことだってあるかもしれないのに。優くんも言ってたけど、話してくれてありがとう、大倉くん。

 

『笑って送り出したいっていまは思ってるけど、明日泣いてたらごめん』って言ってたのも、らしかった。でも実際は本当に終始笑顔で、みんなが涙顔のなかひとりだけ温かく笑ってくれていた。

 

すばるくん応援してるから!ってずっと言っていた亮ちゃんが最後はやっぱり寂しくなっちゃったって言って、涙を流した。ずっと憧れだったお兄ちゃんが、肩を並べて歌ってきたお兄ちゃんが旅立ってしまうんだもん。さみしいよね。亮ちゃんが泣けてよかった。

 

各局に卒業式してもらったすばるくん、とても愛されていたんだね。どんなお仕事でもこんなに惜しまれながら辞めていくひとってなかなか居ないよ。

 

正直まだ本当にエイトから離れるなんて、ジャニーズ辞めるなんて信じられない。それでも変わらないことは、すばるくんがだいすきだという気持ち。

6人と1人になっちゃうけど、関ジャニ∞はずっと8人で、ずっといっしょ。

 

また必ず、歌声を聴かせてください。そして関ジャニ∞と共演する日を楽しみにしています。

 

***

 

7月9日。昨晩さみしそうに泣いていた横山さんは、笑っていた。

 

その笑顔に背中を押されて、わたしは接客マナー向上のための勉強会に参加した。

 

わたしもわたしの夢を叶えたい。たくさんのひとのキレイになるためのお手伝いをして、少しでも心地よく毎日を過ごしてほしい。肌を変えることは生活を変えることにつながる。それをたくさんのひとに伝えたい。

 

体調の悪さに負けそうになった自分に勝って勉強会に行けたのは、この数日間で関ジャニ∞の在り方をしっかり見せ付けられたから。このひとたちのファンでいることに恥じない自分になりたい。そう思った。

 

体力も気力も足りないからいまは少しずつしかがんばれないけど、やらないよりはきっとマシ。

 

 

 

さて、そろそろ起きれそうかな。

 

ツアー初日まであと5日。関ジャニ∞に会えるの、楽しみにしてます。

 

つらいときこそ、笑おう。笑えるのは人間の特権だ。

 

 

 

1ヶ月。

 

アイソトープ治療を受けてから1ヶ月が経ってた。全然意識してなかったけど3日前にB病院を受診して、退院から1ヶ月経ったねって言われて。あーそうか…1ヶ月も経ったんだなあ、と。

 

調子はどう?って聞かれて、いまの状況を話した。

 

のどを締め付けられてる感覚が未だになくならない。息がしにくくて、深呼吸ができない。

 

あとはずっと気になっているリンパのしこり。自分で触って、確認できているものはふたつ。甲状腺がんはリンパ節にも転移しやすい。画像で見直して貰ったら、やっぱり、あった。

 

小さいものだから心配要らない、万が一大きくなってきたとしたらまたアイソトープを検討しよう、って言われた。

 

んーーーーー?

 

A病院では小さなしこりもアイソトープ治療で失くせるって、聞いてたのに。

 

話が違うじゃないかー!!!

もうあんなとこに閉じ込められるの絶対嫌なんだけど!!!

 

 

 

 

結局、イタチごっこっていうか。もう良い意味で諦めるしかないのかもしれないなって。思った。

 

しこりがあるってやっぱり違和感あるしちょっと痛みもある気がするけど。気にすれば気にするほど良性で済んでたものが悪性の腫瘍になっちゃうかもしれないし。病は気からって言うし。(がんってストレスで大きくなっちゃうんだって)

 

これががんサバイバーになるってことなんだなあって改めて。一生のお付き合い。

 

せっかくならこの首のコブに、幸せが溜まっていってくれるといいのになあって思う。幸せの貯金箱。

 

…なんかメルヘン。ウケる。

 

首の手術創はもうほとんど目立たなくなった。保護テープがなくなったら貼らなくていい目安だって言われてて

 

果てしなく先のことだと思っていたぐるぐる巻かれてた保護テープも残り少しになってきた。

あんなに深い傷でもちゃんと治るんだなあ…皮膚の生理機能、おそるべし。ついでにいろんな心の傷も治してほしい←

 

これからは薄着の季節。

自慢だったデコルテに自信を取り戻すために、また少しずつ首のお手入れもがんばります。

 

今夜は微弱電流でマッサージして、毛穴の掃除、ピーリング、たっぷりのスチーム浴びるよ。

お顔のフルコースや〜!(彦摩呂風)

 

こんな本格的なエステを週に一回おうちでできるなんて贅沢♡

 

わたしって幸せ者かも♡

 

 

 

 

首のお手入れ

 

手術して以来、半年ぶりに首のピーリングをした。

 

正確に言えば2月か3月に一回挑戦したんだけど、首があまりにも腫れてるせいでちょっとでも触わると痛いので断念したの。お風呂に入って首を洗うのもゴシゴシタオルだと難しいので、泡だてた石けんで撫で洗い。ピーリングどころじゃなかった。上を向くのも辛くて、スチームを浴びることもできなかったので化粧水を塗るのが精一杯のお手入れだった。

 

首のお手入れってめちゃくちゃ重要で。顔は一生懸命お手入れするけど首って疎かになりやすい。メイクするとそれがくっきりはっきり悪目立ちしちゃう。そして首も顔と同じようにお手入れしていないと、段々になった線が深く刻まれていくの。首と手は年齢が出るよ〜。こわいこわい。

 

***

 

先週、サキナのスペース(サロン)でアフターフォローをしてもらった。

アフターフォローでは、正しく美顔器が使えているかはもちろんなんだけど、洗顔のときのお湯の温度、フォームの泡だて方、化粧水の付け方などなど、細かいところまでアドバイスをくれる。長く使えば使うほど自己流になってくるから、アフターフォローを定期的に受けることは理想の肌を目指すためにはとっても大切なこと。

 

すでに自分もアドバイスする側の立場なんだけど、自分以外のひとにお手入れしてもらうことで発見することもあるのでときどきお願いしている。何よりひとに触ってもらうのって心地良いしね♡

 

アフターフォローの洗顔中に言われたの。

『本当に色白だね〜。でも首と顔の色が違うね〜』って。

 

うん、知ってる。それ、わたしがいまいちばん気にしてることだもん。

 

半年も首のお手入れが出来てないんだもん、首と顔の色が違うのなんてあたりまえだよ。自分でもそれはずっと気になってたし。

この日お手入れしてくれたひとは、知り合って8年くらいになるわたしのアドバイス担当者。わたしが手術したことも知ってるのに。なんて無神経なひとだろう。ね。

 

 

本当はこんなこと言っちゃいけないんだろうけど、お手入れ担当者と合う合わないってあると思う。人間だもん。

そのせいでせっかくサキナでお手入れ始めたけど続けられなくなるひととか、スペースやラウンジに行きづらくなるひともいると思う。

 

そういう場合はサキナを紹介してくれたひとに相談してみてもいいはず。お手入れ担当者を変えて欲しい、と。これは自分がお手入れを続けていくため、きれいになるためなので、遠慮する必要はないです。

 

あとは顔見知りを増やすこと。サキナのビューティパートナーは人当たりの良い、穏やかで親切なひとがほとんどです。ごくごくまれにイケスカナイひともいるけど。(おっと、暴言失礼♡)

『あ、このひとすてきだなあ』って思えるひとは必ず現れるので、そのすてきなひとからアドバイスをいただくようにするというのもひとつの方法です。

 

 

そのときは「ずっと首腫れてたんでお手入れできないんです〜〜」と精一杯の苦笑いで流した。あまりの無神経さに内心めちゃくちゃ腹立ったから言い返したかったけど。

 

そんなことがあったから、負けず嫌いのわたしは1週間ぶりのフルコースのついでに、首も思い切ってピーリングしてみた。

首を触るとまだ少し痛みがあったけど手術創を避けながら優しくやさし〜くポロポロ。

仕上げのスチーム。顔に2分浴びたあと、首にも。上を向くとのどがつっかえてちょっと息がしにくくなって、そしてむせる。でもなんとか1分完了。

 

顔に化粧水をつけて、首にもなじませる。デコルテがしっとりふかふかになった。うん、この感じ!久しぶりすぎて感動♡次は美顔器で首のマッサージにも再挑戦だ!

 

当たり前のことなんて本当にひとつも無い。もこもこの泡で顔を洗えるだけでもとってもありがたくて幸せなことなの。

 

ライブまであと1ヶ月切ったとこ。手術なんてしてません、体調抜群に調子良いですみたいなピカピカの顔でだいすきなひとたちに会いに行きます♡♡

 

(見てほしい、というか気分の問題)

 

***

 

このブログって誰が読んでくれてるんだろう、わざわざ公開しなくても自分のノートに日記を書いていけばいいのかなとも思ってた。

でも更新すると必ず何人かは覗いてくれてるんだなあと知って、私の拙い文章がどこかの誰かの役に立てているのかなあ…と思うと嬉しくなりました。これからは少しずつ更新頻度上げていきたいなと思います。ありがとうございます。

 

 

菜の花さんぽ

 

自分の運転で遠出をした。ひとりはさすがに心細かったので助手席には叔母に乗ってもらった。

 

トータルで約3時間くらい。昨年末に手術をして以来、地元以外を走るのは約半年ぶりくらいだった。

 

目的地は安平町の菜の花畑。

祖父母は母の車で。2台連なって菜の花さんぽに出かけた。

 

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菜の花畑は一箇所だけではなく、安平町内のあちこちに広がっていた。町とは言っても、のどかでとても広い田舎まち。花畑から花畑までの距離は結構長くて、農道をひたすら車で走り続けた。

 

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丘の上から見る菜の花。緑の葉っぱはなんの作物なんだろう。

 

くもりだったけれど、ときどき顔を出す太陽が眩しくて、鮮やかな黄色が一面に広がっていた。黄色い花は元気をくれる。

 

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パノラマ機能使わないといけないくらいとてつもなく広い、菜の花畑。お見事でした。快晴の青空の下で咲く菜の花が見たかったけど、それはまたいつかのお楽しみ、ということで。

 

 

帰宅してからは肩が張って、足腰ガクガクするくらいグッタリ。

久しぶりの長距離運転、たくさん歩いたし、太陽も浴びた。冷たくて強い風にも当たった。体力落ちまくりの身体にはなかなか堪えたらしい。ソファに横になったらすっかり動けなくなってしまった。

 

気付いたら1時間寝ていた。化粧はしたまま。でももう、顔を洗う気力も、ない。

顔は洗えなかったけど、ちゃんとベッド移動して寝た。(えらい!)

 

 

その分、今朝はたっぷりのクレンジングクリームで丁寧にメイクを落として、せっかくなのでサキナの美顔器でフルコースもした。

肌のマッサージ、毛穴の掃除をして、ピーリング。

 

うん、さっぱり。そしてしっとり、もちもち♡

 

朝からなんて贅沢なんだろう〜♡♡

 

天気が良いので、買ってそのままにしていた花苗をプランターに植えてあげよう!と思い立った。

 

本当は日焼け止め塗らなきゃだけど、さっきフルコースしてせっかく肌が気持ちいい状態だったから塗りたくなくて。昨日の疲れもまだ残っているので30分で終わらせよう!と決めた。

 

植え替えて、お水もたっぷりあげる。さっきまで元気が無さそうだった花たちが、水滴でキラキラ、活き活きして見えた。それを見てまた気持ちがほぐれていく感覚。

 

あ、わたしいま幸せかも。

 

ささやかなことに感動できるようになった。

 

きのう魔法びんに入れた熱いお茶が、きょうになっても熱いままだった。

温かいほうじ茶を飲みながら魔法びん作ったひと神かよ!すごいな!!!とまた感動。そして感謝した。

 

***

 

わたしはいま、3つの病院に通っている。

 

『頑張ったんだから、いまはすきなことだけしてれば良いから。楽しいことと、小さな成功体験を積み重ねて、自分を満たすこと。そして心も体も元気になったとき、またがんばれば良いよ』

 

どこの主治医も同じ言葉を掛けてくれる。わたしはそれに、救われている。

 

30歳目前で仕事がない、稼ぎがないわたしは人間失格だと思って自分を責めた。家族以外の周りの大人たちにも、怠けてるとか辛抱が足りないとか、散々ケチ付けられた。余計に自分を責めた。

 

でも周りの意見だけを聞いてそのとおりに生きたって、クソつまんないだろうなーって思うようになって。

 

なんでわたしの人生に意見するの?わたしは人と同じが嫌い。わたしの人生はわたしのものであって、誰のものでもない。

 

病気をしてみて、落ち込むこともあったけど、最近ではいろいろ吹っ切れた。そして開き直った。わたしはわたしを生きるって決めた。他人の思考や感情なんて邪魔くさくてしょうがない。

 

ということで、がんばるのやめます。

 

もうしばらくは、のんびりすきなことだけして生きる。

 

いまはまだだけど、必ず元気になる。そしたらこれでもかってくらい親孝行するんだ。待っててね。

 

 

 

アイソトープ治療、完了。

 

7:00am 家を出発。

高速に乗って9:00am頃、A病院到着。

 

採血の結果が出るのに約1時間掛かるので、受診の1時間前には到着していなければならない。

 

診察室の扉が開いて、中へ呼ばれる。

 

Dr.の第一声

『いや〜!お疲れさまだったね!がんばったね!まあまあ、とりあえず座って!』

 

診察室、というよりもちょっと愉快で気ままなおじさんとのお喋りを楽しむ場所みたいだなっていつも思う。受診に来るのは4回目、かな。

 

手術をしたA病院の紹介でB病院に1週間の入院、そのうち2泊3日のアイソトープ治療を無事に終えて

2日前からは晴れてヨード食事制限からも解放された。

 

Dr.『どうだった〜?さみしかった?』

 

「さみしいというか、悲しかったです。汚染されたタンパク質の塊みたいな気分。それを扱うように接せられて悲しかった。」

 

***

 

アイソトープ室(RI室)は頑丈で分厚くて重たい扉の、そのまた向こうに、ふた部屋あった。わたしの他にもうひとり患者さんがいるようだった。

 

想像していたより部屋は広かった。以前住み込みで仕事したときに借りていた寮くらいはあった。

だけど古くて、めちゃくちゃ古くて。ベッドも古いパイプのやつ。他にはテーブル、テレビ。洗面台とトイレは同じ個室にあった。お風呂はなし。窓はあるけどすぐ外が壁。光が差すことはなかった。

 

入室してしばらくすると、黄色いガウンと帽子を纏ったドクターが二人やってきた。紙コップに放射性物質が入ったカプセルが2錠。肌色をしていた。ピンセットでそれを渡されるとすぐに口に入れて、水で流し込む。このときは普通の “カプセルの薬” を飲んだ、という感覚。

 

そうしてドクターは去って行って、わたしの孤独な2日間が始まった。

 

段々と身体がだるくなって、RI室では眠ってばかりだった。もしくはテレビを見るしかできなかった。

スマホは持ち込めたとしてもそもそも電波がないから使えない。雑誌などの持ち込みは許可されていたけど、基本捨てなければいけない。もしくは徹底的に放射性物質が検知されなくなるまで洗浄されて返ってくるのを待つしかなかった。本を捨てるなんてわたしにはできないし、かと言って洗浄期間を待つのも…

 

ということで寝ている以外はテレビを見て過ごした。日中のワイドショーではセクハラかパワハラか嘘つきの話題ばかり。見てるだけで病むのでEテレにお世話になった。ガンコちゃん、アシベ、忍たま天てれ…懐かしかった。

 

それにも飽きて横になって、ふと天井を見あげたとき、見つけてしまった。天井に手形があった。ちょっと怖くなった。こんなホラーな部屋で2日間過ごすのか…心細かった。

 

そして部屋中にはあのマークのついたテープが、至るところに貼られていた。

 

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これが部屋中のあちこちに。室内用とトイレ用のスリッパにも付いていた。わたしは放射性汚染物質。危険な存在。このマークがすっかり怖くなってしまった。もうしばらくは見たくない。

 

身体はどんどん怠くなって、 リンパ節や、甲状腺のあった部位が腫れ上がってきた。唾を飲み込むのも、食事をするのも、会話をするのも、つらくなった。そしてのどが焼けるようにヒリヒリしてやけに渇く。そのうち吐き気もしてきて、ごはんも食べられなくなった。

 

つらい、痛い、さみしい、こわい…早くここから出たい。大人げもなく、泣いた。

 

時々様子を見に来てくれる看護師さんはみんな優しくて、束の間でも人の顔を見るとほっとした。看護師さんたちもやはり、黄色いガウンと帽子を身につけていたけれど。

 

黙ってても喉が渇くので、1日2リットルの水分摂取ノルマはあっさり達成した。

 

 

退院できるかどうかの検査を2日目の夕方と、退院する日の朝に行なった。細い棒のようなものを身体に当てられ、狭いトンネルの中に入れられて、体内に残っている放射線量を測った。線量は排泄物と共に体外に出されることで減っていく。そのための水分ノルマだった。

 

狭いトンネルの天井は鼻スレスレまで近付いてくるから、潰されそうでちょっと怖かった。閉所恐怖症のひとなら怖くてたまらないと思う。

 

検査をクリアして、そのまま受診、退院手続きをした。

 

病衣ではなく、ちゃんと服を着ている。たくさんひとがいる(患者さんたち)。病院の大きな窓から光が差している。

刑期を終えて刑務所から出所したひとの気分だった。

 

『シャバの空気は最高だぜ〜!』

 

病院から出て、外の空気を吸い、太陽の光を浴びながら心の中で呟いた。

 

帰りは両親が迎えに来てくれた。病院から車で行くと近いので、北海道神宮へ寄ってもらってお参りした。

 

元巫女のわたくし。時々、神社のツンとして澄んだ空気と神様パワーが無性にほしくなるのです。

 

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入院するときに見頃だった八重桜も散り始めていた。ふわっと落ちてきたから、退院祝いかな?と勝手に思いながら、持ち帰った。


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おめかしすばキティ。きゃわ♡♡

 

ヨード制限がまだ続いていて外食はできないので、母がおいなり寿司を作ってきてくれた。帰り道の途中の広い駐車場で、両親と一緒に食べた。こんなにおいなりさんって美味しかったけ…美味しすぎて涙が出そうだった。

 

当たり前のことなんてひとつもない。病気して、手術をして、食事制限をして、アイソトープをして。それをする毎に強く思うようになった。

 

息をしてるだけ、すごい!朝、目が覚める。きょうも生きてる。すごい!

 

***

 

Dr.『雑誌持ち込んで入ればよかったのに〜。なんだっけ…ほら、VOGUEとか?』

 

「VOGUEはちょっと…違うかなあ…」

 

『分かった!non-noとか!』

 

「non-noはもう少し若い子向けです、先生」

 

『それぐらいしか分かんないなあ…テレビは何観てたの?政治とか強くなった?』

 

Eテレ観てました。ガンコちゃんとか…」

 

『ガンコちゃん!(笑)お母さん、この子変わってるね〜!わはは!』

 

わたしと先生のやり取りがおかしいらしくて、医療事務さんと立ち会い看護師さんはずっとクスクス笑っていた。先生の診察はいつもこんな感じ。

 

『もうしばらくはゆっくりしてもいいと思うよ。やりたいと思うことだけやればいい。やらなきゃ、はダメ。苦しくなるからね。楽しいことだけやってね。あ、花好き?ガーデニングとかオススメだよ〜!これ見て!俺が育ててる花たち!』

 

頼んでもいないのに自分のガーデニングコレクション写真を見せてくれた。イカツイ見た目からは想像つかない、ピンク色のかわいい花を育てていた。

 

手術の傷も診てもらった。『うんうん、きれいだね。我ながらきれいな手術創だ。もう少ししたらほんとにきれいに目立たなくなるから。大丈夫だからね』

 

病気の話はほとんどせずに、お腹が痛くなるくらいたくさん笑って診察室を出る。先生に会うと本当に元気が出る。こんなに距離の近い先生は初めてだ。

全然偉そうじゃなくて、ひとりひとり患者さんの性格を話しながら把握して。一緒に仕事している事務さんや看護師さんは楽しいだろうなあと思う。時間もお金も掛かったけど、3つめの病院で良いDr.に出会えたわたしは幸せだと思う。

 

次はB病院に1ヶ月後。A病院に2ヶ月後。もうしばらくは札幌に定期通院しなければいけないけど、わたしはきっと元気になる。心も体も元気になる。

 

あたりまえのことなんてひとつもない。これを知ったわたしは少し成長したと思う。これを知るためにわたしは病気になったのかもしれない。

 

まいにち感謝しながら、与えられた命、全うします。

 

***

 

RI室にいる間、夜中にコンコンとノックの音がして。返事をしたんだけど応答がなかった。あれは、なんだったんだろう…天井の手形といい、ちょっとしたホラー体験もした、アイソトープ治療でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじまるよ。

 

はじまりました、入院生活。

と言っても、すでに入院から3日目の朝を迎えている。

 

病棟の消灯時間は21時。観たいドラマは大体22時以降。民放の野球中継も21時前で終了。20時半にはあちこちから聞こえてくるいびき。そりゃそうだ、することないなら寝るしかない。朝は6時前から皆さん活動している。せめてあと1時間、わたしは寝かせておいてほしい。

 

わたしが現在入院しているのは、放射線科病棟。イコール、がんと闘うひとたちが居るところ。こんなにたくさんのひとががんであることを告げられて、放射線の治療を受けているんだな〜ということに驚く。

 

昨年、レントゲン写真でこれががんですって言われてもピンと来なかったし、手術で痛々しい傷を創っても(5ヶ月経ったいま手術創は少し薄くなった気がする)、首から管いっぱいぶら下げてても、声がちゃんと出なくてもやっぱりあまり自覚がなかったけど、改めてわたしはがんサバイバーになったのだと、ここに来てようやく実感した。

 

ここの患者さんたちは比較的自由で、自立している。本当に、健康に見えるひとばかり。

それでも入院して何ヶ月ってひとは少なくはない。平日は毎日放射線の治療を受け、治療のない週末は自宅で過ごすひとも多い。家族が待っている家に帰れる週末があるから治療に臨めているんだろうなあ、と思う。人は、何か望みや目標があるから、がんばれる生き物だ。

 

わたしはひとりだと思っていたけど、実はわたしもなんだよ、ってひとは案外身近にいるもので。ステージや病状に差こそあっても同じ病気と闘う同志たちが、ここには集まっている。とても心強い。がんになんか負けてたまるか。絶対今回の治療でやっつけてやる。

 

と、思ったのも束の間。

病衣に着替えてベッドに横になった途端、わたしは『病人』になってしまった。あの強い気待ちどこ行った?良い子だから、帰っておいで〜?

 

カーテンで仕切られた狭い天井を見つめていると暗い気持ちが押し寄せてくる。どこからか湧いてくる心細さに、負けそうになる。病院で、病室で、モチベを高く保ち続けることは結構難しい。きっとそういう『気』が流れているからそれに引っ張られてしまうんだろうね。(スピっぽいこと言うけど)

 

月曜日の朝には今いる病室を出て、RI室というところへ移る。もうすぐアイソトープ治療が始まる。自分が服用した薬に含まれる放射線が外に漏れ出ないように2日間、隔離される。部屋に持ち込んだものは破棄しなければいけない、もしくは線量を落とすための洗浄にかなり時間がかかるので、スマホはもちろん本すら持ち込めない。

 

昨日見学に行ったら、頑丈な扉が何枚もある先にその部屋はあった。窓はあるけど光は差さないらしい。たまたまそういう病室の造りなだけなのに陽の光を浴びることも許されないのか……って、また憂鬱に。たった2日。されど2日。孤独と闘ったわたしは強くなって帰って来れるだろうか。

 

わたしがいま目の前に課された任務は、しっかり寝て、しっかり食べて、水分は2L摂取、そしてしっかり出すこと。

体内に取り込んだ放射線がちゃんと排出されずに溜まったままだと、隔離室からは出してもらえない。

 

そんなのやだ。早く人間になりたい。(泣)

 

腸の動きが悪いから散歩するよう、指令がたったいま出された。この病院は大きい。めちゃくちゃ大きい。きょうは外来が休みだから、外来の方を散歩してくるといいよ、と。

 

なるほど。

 

相当量を歩いて来い、ということですね。ムラカミさんからの指令ならしょうがないですね(きょうの担当ナースのお名前が村上さん)

 

***

 

昨日は16L分のお水をストックするために、2階にあるファミマまで2往復してきた。

 

そこでついに、見つけてしまったの。

 

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コンビニ限定『小麦胚芽のクラッカー』♡♡

食べれないから眺めるだけ。わたしのお守り♡

 

アイソトープ、がんばる。

 

退院日は当落日。

 

がんばるから。チケット当たっててくれますように。