アイソトープ治療、完了。
7:00am 家を出発。
高速に乗って9:00am頃、A病院到着。
採血の結果が出るのに約1時間掛かるので、受診の1時間前には到着していなければならない。
診察室の扉が開いて、中へ呼ばれる。
Dr.の第一声
『いや〜!お疲れさまだったね!がんばったね!まあまあ、とりあえず座って!』
診察室、というよりもちょっと愉快で気ままなおじさんとのお喋りを楽しむ場所みたいだなっていつも思う。受診に来るのは4回目、かな。
手術をしたA病院の紹介でB病院に1週間の入院、そのうち2泊3日のアイソトープ治療を無事に終えて
2日前からは晴れてヨード食事制限からも解放された。
Dr.『どうだった〜?さみしかった?』
「さみしいというか、悲しかったです。汚染されたタンパク質の塊みたいな気分。それを扱うように接せられて悲しかった。」
***
アイソトープ室(RI室)は頑丈で分厚くて重たい扉の、そのまた向こうに、ふた部屋あった。わたしの他にもうひとり患者さんがいるようだった。
想像していたより部屋は広かった。以前住み込みで仕事したときに借りていた寮くらいはあった。
だけど古くて、めちゃくちゃ古くて。ベッドも古いパイプのやつ。他にはテーブル、テレビ。洗面台とトイレは同じ個室にあった。お風呂はなし。窓はあるけどすぐ外が壁。光が差すことはなかった。
入室してしばらくすると、黄色いガウンと帽子を纏ったドクターが二人やってきた。紙コップに放射性物質が入ったカプセルが2錠。肌色をしていた。ピンセットでそれを渡されるとすぐに口に入れて、水で流し込む。このときは普通の “カプセルの薬” を飲んだ、という感覚。
そうしてドクターは去って行って、わたしの孤独な2日間が始まった。
段々と身体がだるくなって、RI室では眠ってばかりだった。もしくはテレビを見るしかできなかった。
スマホは持ち込めたとしてもそもそも電波がないから使えない。雑誌などの持ち込みは許可されていたけど、基本捨てなければいけない。もしくは徹底的に放射性物質が検知されなくなるまで洗浄されて返ってくるのを待つしかなかった。本を捨てるなんてわたしにはできないし、かと言って洗浄期間を待つのも…
ということで寝ている以外はテレビを見て過ごした。日中のワイドショーではセクハラかパワハラか嘘つきの話題ばかり。見てるだけで病むのでEテレにお世話になった。ガンコちゃん、アシベ、忍たま、天てれ…懐かしかった。
それにも飽きて横になって、ふと天井を見あげたとき、見つけてしまった。天井に手形があった。ちょっと怖くなった。こんなホラーな部屋で2日間過ごすのか…心細かった。
そして部屋中にはあのマークのついたテープが、至るところに貼られていた。
これが部屋中のあちこちに。室内用とトイレ用のスリッパにも付いていた。わたしは放射性汚染物質。危険な存在。このマークがすっかり怖くなってしまった。もうしばらくは見たくない。
身体はどんどん怠くなって、 リンパ節や、甲状腺のあった部位が腫れ上がってきた。唾を飲み込むのも、食事をするのも、会話をするのも、つらくなった。そしてのどが焼けるようにヒリヒリしてやけに渇く。そのうち吐き気もしてきて、ごはんも食べられなくなった。
つらい、痛い、さみしい、こわい…早くここから出たい。大人げもなく、泣いた。
時々様子を見に来てくれる看護師さんはみんな優しくて、束の間でも人の顔を見るとほっとした。看護師さんたちもやはり、黄色いガウンと帽子を身につけていたけれど。
黙ってても喉が渇くので、1日2リットルの水分摂取ノルマはあっさり達成した。
退院できるかどうかの検査を2日目の夕方と、退院する日の朝に行なった。細い棒のようなものを身体に当てられ、狭いトンネルの中に入れられて、体内に残っている放射線量を測った。線量は排泄物と共に体外に出されることで減っていく。そのための水分ノルマだった。
狭いトンネルの天井は鼻スレスレまで近付いてくるから、潰されそうでちょっと怖かった。閉所恐怖症のひとなら怖くてたまらないと思う。
検査をクリアして、そのまま受診、退院手続きをした。
病衣ではなく、ちゃんと服を着ている。たくさんひとがいる(患者さんたち)。病院の大きな窓から光が差している。
刑期を終えて刑務所から出所したひとの気分だった。
『シャバの空気は最高だぜ〜!』
病院から出て、外の空気を吸い、太陽の光を浴びながら心の中で呟いた。
帰りは両親が迎えに来てくれた。病院から車で行くと近いので、北海道神宮へ寄ってもらってお参りした。
元巫女のわたくし。時々、神社のツンとして澄んだ空気と神様パワーが無性にほしくなるのです。
入院するときに見頃だった八重桜も散り始めていた。ふわっと落ちてきたから、退院祝いかな?と勝手に思いながら、持ち帰った。
おめかしすばキティ。きゃわ♡♡
ヨード制限がまだ続いていて外食はできないので、母がおいなり寿司を作ってきてくれた。帰り道の途中の広い駐車場で、両親と一緒に食べた。こんなにおいなりさんって美味しかったけ…美味しすぎて涙が出そうだった。
当たり前のことなんてひとつもない。病気して、手術をして、食事制限をして、アイソトープをして。それをする毎に強く思うようになった。
息をしてるだけ、すごい!朝、目が覚める。きょうも生きてる。すごい!
***
Dr.『雑誌持ち込んで入ればよかったのに〜。なんだっけ…ほら、VOGUEとか?』
「VOGUEはちょっと…違うかなあ…」
『分かった!non-noとか!』
「non-noはもう少し若い子向けです、先生」
『それぐらいしか分かんないなあ…テレビは何観てたの?政治とか強くなった?』
「Eテレ観てました。ガンコちゃんとか…」
『ガンコちゃん!(笑)お母さん、この子変わってるね〜!わはは!』
わたしと先生のやり取りがおかしいらしくて、医療事務さんと立ち会い看護師さんはずっとクスクス笑っていた。先生の診察はいつもこんな感じ。
『もうしばらくはゆっくりしてもいいと思うよ。やりたいと思うことだけやればいい。やらなきゃ、はダメ。苦しくなるからね。楽しいことだけやってね。あ、花好き?ガーデニングとかオススメだよ〜!これ見て!俺が育ててる花たち!』
頼んでもいないのに自分のガーデニングコレクション写真を見せてくれた。イカツイ見た目からは想像つかない、ピンク色のかわいい花を育てていた。
手術の傷も診てもらった。『うんうん、きれいだね。我ながらきれいな手術創だ。もう少ししたらほんとにきれいに目立たなくなるから。大丈夫だからね』
病気の話はほとんどせずに、お腹が痛くなるくらいたくさん笑って診察室を出る。先生に会うと本当に元気が出る。こんなに距離の近い先生は初めてだ。
全然偉そうじゃなくて、ひとりひとり患者さんの性格を話しながら把握して。一緒に仕事している事務さんや看護師さんは楽しいだろうなあと思う。時間もお金も掛かったけど、3つめの病院で良いDr.に出会えたわたしは幸せだと思う。
次はB病院に1ヶ月後。A病院に2ヶ月後。もうしばらくは札幌に定期通院しなければいけないけど、わたしはきっと元気になる。心も体も元気になる。
あたりまえのことなんてひとつもない。これを知ったわたしは少し成長したと思う。これを知るためにわたしは病気になったのかもしれない。
まいにち感謝しながら、与えられた命、全うします。
***
RI室にいる間、夜中にコンコンとノックの音がして。返事をしたんだけど応答がなかった。あれは、なんだったんだろう…天井の手形といい、ちょっとしたホラー体験もした、アイソトープ治療でした。
はじまるよ。
はじまりました、入院生活。
と言っても、すでに入院から3日目の朝を迎えている。
病棟の消灯時間は21時。観たいドラマは大体22時以降。民放の野球中継も21時前で終了。20時半にはあちこちから聞こえてくるいびき。そりゃそうだ、することないなら寝るしかない。朝は6時前から皆さん活動している。せめてあと1時間、わたしは寝かせておいてほしい。
わたしが現在入院しているのは、放射線科病棟。イコール、がんと闘うひとたちが居るところ。こんなにたくさんのひとががんであることを告げられて、放射線の治療を受けているんだな〜ということに驚く。
昨年、レントゲン写真でこれががんですって言われてもピンと来なかったし、手術で痛々しい傷を創っても(5ヶ月経ったいま手術創は少し薄くなった気がする)、首から管いっぱいぶら下げてても、声がちゃんと出なくてもやっぱりあまり自覚がなかったけど、改めてわたしはがんサバイバーになったのだと、ここに来てようやく実感した。
ここの患者さんたちは比較的自由で、自立している。本当に、健康に見えるひとばかり。
それでも入院して何ヶ月ってひとは少なくはない。平日は毎日放射線の治療を受け、治療のない週末は自宅で過ごすひとも多い。家族が待っている家に帰れる週末があるから治療に臨めているんだろうなあ、と思う。人は、何か望みや目標があるから、がんばれる生き物だ。
わたしはひとりだと思っていたけど、実はわたしもなんだよ、ってひとは案外身近にいるもので。ステージや病状に差こそあっても同じ病気と闘う同志たちが、ここには集まっている。とても心強い。がんになんか負けてたまるか。絶対今回の治療でやっつけてやる。
と、思ったのも束の間。
病衣に着替えてベッドに横になった途端、わたしは『病人』になってしまった。あの強い気待ちどこ行った?良い子だから、帰っておいで〜?
カーテンで仕切られた狭い天井を見つめていると暗い気持ちが押し寄せてくる。どこからか湧いてくる心細さに、負けそうになる。病院で、病室で、モチベを高く保ち続けることは結構難しい。きっとそういう『気』が流れているからそれに引っ張られてしまうんだろうね。(スピっぽいこと言うけど)
月曜日の朝には今いる病室を出て、RI室というところへ移る。もうすぐアイソトープ治療が始まる。自分が服用した薬に含まれる放射線が外に漏れ出ないように2日間、隔離される。部屋に持ち込んだものは破棄しなければいけない、もしくは線量を落とすための洗浄にかなり時間がかかるので、スマホはもちろん本すら持ち込めない。
昨日見学に行ったら、頑丈な扉が何枚もある先にその部屋はあった。窓はあるけど光は差さないらしい。たまたまそういう病室の造りなだけなのに陽の光を浴びることも許されないのか……って、また憂鬱に。たった2日。されど2日。孤独と闘ったわたしは強くなって帰って来れるだろうか。
わたしがいま目の前に課された任務は、しっかり寝て、しっかり食べて、水分は2L摂取、そしてしっかり出すこと。
体内に取り込んだ放射線がちゃんと排出されずに溜まったままだと、隔離室からは出してもらえない。
そんなのやだ。早く人間になりたい。(泣)
腸の動きが悪いから散歩するよう、指令がたったいま出された。この病院は大きい。めちゃくちゃ大きい。きょうは外来が休みだから、外来の方を散歩してくるといいよ、と。
なるほど。
相当量を歩いて来い、ということですね。ムラカミさんからの指令ならしょうがないですね(きょうの担当ナースのお名前が村上さん)
***
昨日は16L分のお水をストックするために、2階にあるファミマまで2往復してきた。
そこでついに、見つけてしまったの。
コンビニ限定『小麦胚芽のクラッカー』♡♡
食べれないから眺めるだけ。わたしのお守り♡
アイソトープ、がんばる。
退院日は当落日。
がんばるから。チケット当たっててくれますように。
もうすぐ。
ヨード制限を始めて、23日目。
薬の休薬を始めて、9日目。
ちょっとずつ、気力体力が失われていっている気がする。
お風呂に入るのも疲れる(気持ちはさっぱりする)
起きていること、ごはんを食べることにもとてもエネルギーを使う。
テレビを観ていても疲れる。
報道番組から流れる悲しいニュース。セクハラパワハラ殺人事件。バラエティ番組から聞こえる笑い声にさえも、エネルギーを奪われていく。
だいすきなひとたちが出てるバラエティさえ、いまは観るのがつらい。彼らが当たり前に笑い合ってる時間が永遠のものじゃないことを知ってしまったから。
あれからちょうど1ヶ月になるんだね。
テレビでも観れるのはドラマとアニメ。
あと、NHKは裏切らない。歌を聴くのもしんどいとき、だけど無音がいやなときはEテレを観る(流す)
子ども向け番組はもちろん、花のこと、料理、語学、クラシック音楽…なんとも言えない安心感が得られるし、勉強にもなる。
入院はいよいよ明後日にせまってきた。入院の荷物はある程度はまとめた。あとは明日にする。
アイソトープが終われば、長かった1ヶ月の食事制限から解放される。定期検診は続くけれど治療はひと段落する。この気分の落ち込みも、少しずつ良くなっていくはず。
退院していちばんに食べるのは、ツナマヨのおにぎりって決めた。おにぎり、楽しみ。
ビューティーパートナーコンテスト
髪を切って約1ヶ月。ショートにしたら伸びるのすっごく早く感じる。もうすでにちっちゃく結べるしね。夏までにどれくらい伸びるんだろう。
もう2週間前の話になるんだけど
『サキナビューティーパートナーコンテスト』に応募しまして。地区予選に出場した。
何回か話題にしてた “とある勉強” はこのためだった。
このコンテストっていうのは、サキナのミスコンのようなもの。サキナでお手入れの資格を持っている人たちがどれだけお肌とお化粧品の知識を持っていて、お客様のお肌に合ったお手入れ方法を提案し、どれだけ気持ちのよい接客ができるかを審査していく。出場資格に容姿も年齢も性別も問われない。
審査は地区一次予選→二次予選→全国大会に出場
という流れで行われる。
応募を決めたのは、自分に自信をつけたかったから。自分のことを好きになりたかったから。そしてがんばる姿を、わたしのメンバーさんたちに見せたかったから。サキナはがんばればがんばるほど、きれいになれて自分が磨かれる場所。それを身をもって示したかった。
出場するにあたって改めてテキストを読み返す。肌理論をもう一度、勉強。自分の中で理屈は分かっているんだけど、いざそれを他のひとに説明するとなったらできない。自分の中に知識として落とし込めていない証拠だった。悔しい。
予選の審査内容を知らされたのが本番の1週間前。勉強したいけどからだがだるい。集中力が保たない。食事制限と休薬も始まっていたから半分は自分の体調との闘いだった。
予選当日。
ラウンジのバックヤード、関係者しか入れない場所でお弁当を食べた。そこにいたひとたちは『マネジャー』と呼ばれる社長さんばかり。明らかに雰囲気が違った。みんな口元が微笑んでいて穏やかで、全身を包むキラキラのオーラが見えた。
そう、わたしもこのひとたちのようになりたくて、女性に憧れられる女性になりたくて、サキナの資格を取ったんだ。肌で悩むたくさんのひとの幸せをお手伝いしたい。そのための一歩として今日のコンテストに応募した。
初対面の方にもがんばってきてね、と声を掛けていただいた。嬉しかった。サキナのひとは初めましてのひとでも気さくに声をかけ、応援してくれる。女性特有のマウンティングがない。女性が活躍している会社なのに人間関係のギクシャクがない。そんなところ、あんまりないんじゃないかな。
ごはんの後、いつもお世話になっている方に丁寧にメイクをしてもらった。さすがベテラン、自分でするよりも断然きれいにしていただけた。
『肌、ちょっと乾燥してるね』
ギクッ。お手入れはしていなくはなかったんだけど確かにサボり気味ではあった。一応前日にフルコースはしてたんだけど。人に肌触ってもらうの久しぶりだったからちょっと油断してた。改めて、がんばります。。(笑)
審査会場…と言っても小さい会議室には、またマネジャーさんたちがズラリ。穏やかで凛とした雰囲気を纏っている。ステキなひとたち。
審査の間、緊張したこと以外は何をどんな風に話したかは全然覚えてない。
参加賞としてサキナのお化粧品のちょっとお値段が良いシリーズ(笑)のリッチなクリームをいただいた。(大切に使わせていただきます!)
体調のこともあったから、審査が終わってすぐに帰りのバスに乗った。片道1時間半の往復も、いまのわたしにとっては大移動だった。
ホッとしたような、でも不完全燃焼でモヤモヤしたような。とにかく疲れてしまって、ウトウトしながらバスに揺られた。
その日の夜のうちに審査の結果連絡が来た。予選落ちだった。完全なる勉強不足。なんとなく分かってはいたけど、思ってた以上に悔しくて落ち込んだ。
でも1位になることが目的ではなくて、勉強のためのコンテストだから。挑戦することに意義があるから。挑戦しようと思ったその心意気が偉い!と、励ましていただいた。
わたしには夢や目標や野望(野望)がたくさんある。それを全部叶えるためには行動するしかない。落ち込んでる暇なんてなかった。気持ちをすぐに切り替えた。
今までのわたしならこんなことなら応募しなければよかったとか、クヨクヨしてたかもしれない。だから挑戦しようと思った自分も、ダメだったときに気持ち切り替えられたことも、ちょっと進歩したかな、って。自分を褒めた。えらいえらい、わたし。
それに今回のことで勉強の仕方が少し分かった気がする。何をどう手をつけていいか全く分かっていなかったけど、お肌とお化粧品の勉強用の教科書を、サキナは無償で提供してくれている。それをひとつずつ自分のなかに落とし込んでいけばいいだけの話…って、言うのは簡単。やるのは努力次第。
あとはより多くの人と関わること。実際にお肌を触って、悩みを聞いて、解決する方法をいっしょに考える。それは全部、勉強。自分の力になっていく。
勉強に付き合ってくださった方、応援してくださった方、審査してくださった方。皆さんの時間を頂戴して大きな学びを得られたことは感謝しかないです。本当にありがとうございました。
***
わたしはニキビが悩み。ひとつできるだけで凄まじい絶望感に襲われる。それもだいぶ治まって肌きれいだね〜って言ってもらう機会が増えてたんだけど…
ホルモン剤の休薬始めて1週間経つ頃から、顔のあちこちがニキビだらけに。痛いやつもたくさん。めっちゃくちゃ泣きたい気分。鏡見ると涙出てくる。
でも、わたしは知っている。サキナの美顔器は優秀だから、真面目に使い続けたらこのニキビもいつかはやっつけられるということを。正義の味方。
お手入れコツコツ続けてるおかげか、顎先にできた痛くて大きな膿症ニキビは、1週間かけてやっと痛みが無くなって、色も薄くなってきた。(まだ赤いけど)
絶対きれいになる!と信じてお手入れすると、肌は応えてくれる。( “皮脳同根” って言ったかな)
もう少ししたらきっともっときれいになってると思う。ワクワクする。いまのニキビ顔、写真に撮っておこう〜。
(↑今までのわたしならずーっと泣いてるだけだっただろうからやっぱり成長してる)
わたしがここでしつこくサキナの話をするのは、サキナの美容法が素晴らしいのはもちろんのこと、ひとりの人間として成長できる機会を与えられるのが魅力であることを、ひとりでも多くの人に知って欲しいから。サキナの良さを、誤解だらけのネガティブ情報なんかに埋もれさせたくない。
入り口はサキナの美顔器。でも買っても買わなくても、サキナという存在を知っていてほしい。今は不要でもいつか必要になるかもしれない。自分に必要じゃなくても周りに必要としているひとがいるかもしれない。駆け込み寺になるかもしれない。だから知っていてほしい。
サキナに足を運ぶひとは、お肌に悩みを持つ人がほとんど。肌の悩みで死にたくなるような思いをしているひとがいることはわたしがよく知ってる。そんなひとたちのために何かお手伝いがしたい。わたしにできることがあるかもしれない。
サキナは、わたしは、お肌のことで悩む全てのひとの味方であり続けたい。
これからももっと勉強して、信頼されるビューティーパートナーを目指します。
ヨード制限、はじめました。
↑冷やし中華、始めました〜のノリで。
アイソトープ治療を控えたわたしに与えられた任務、ヨード(ヨウ素)制限。
ヨード制限を始めてきょうで17日目を迎えた。
そもそもアイソトープ治療って?
ヨード(ヨウ素)制限って?なぜ必要なのか?
わたしは読んでもさっぱり分からなかった。
日本語で書かれてるよね?(おい)
アイソトープ治療は、手術で取りきれないくらい小さいがん細胞を完全にやっつけようぜ!っていう治療らしい。そうして肺や骨に転移するのを防ぐ。
放射線の入ったカプセルを飲んで、身体の中からがんを照射するんだって。身体の中から放射線が出るから特殊な部屋に2泊3日で隔離される。
要するにそのアイソトープ治療というものを受けるにあたって、ヨウ素を摂りすぎると治療の効果が期待できなくなるからしばらく食べないでね、ってことなんだとざっくり理解している。
わたしがいま制限されているものリスト
- 海藻類、魚介類がNG→旨味成分、だしがダメだから味の素で代用。
- 塩は海水から作られたものはNG→岩塩で対応
- 増粘安定剤NG→おかし、アイス、ジュース、ドレッシングなどに容赦なく入ってる
- 特定の着色料NG→ハム、ベーコン、ソーセージ×
- インスタント食品には何が入ってるか分からないからNG
- 牛乳は1日200mlまで、卵は1日一個まで etc...
気楽にやってね〜って言うわりに制限多すぎて毎日お肉とサラダ生活。
人っていうのは天邪鬼で、普段は食に関心がないくせに食事制限された途端あれが食べたいこれが食べたいってなるものでして。
おさかなが食べたい〜
アイスが食べたい〜
チョコが食べたい〜
チーズが食べたい〜
だしの入ったみそ汁が食べたい〜〜〜
それでも家族が協力してくれて、同じもの食べてくれたり目の前ではお菓子食べないでくれたりしてる(笑)
この前はサキナのラウンジでだいすきな『きのとや』のチーズタルトをお土産にいただいたんだけど、泣く泣く他のひとに食べてもらったよ…
わたしのタルト…(*pωq*)←
甘いものが食べたい〜ってなったときにお世話になってるのがこれ
野菜生活のグリーンスムージー♡
スムージーシリーズの豆乳mixとヨーグルトmixには増粘剤入ってるからダメだけど、このグリーンスムージーは砂糖・甘味料・増粘剤が無添加!
美味しいし、栄養摂れるし、ヨード制限の心強い味方。スーパーマンかよ♡
めっちゃパイン〜!🍍🍍🍍
これも砂糖・食塩・安定剤不使用。ビタミンCも摂れる。めちゃくちゃ美味しいのでオススメ♡
そして無敵のピュアココアさん♡
牛乳に無調整豆乳を多めに足して温めて、ピュアココアと三温糖とハチミツでがっつり甘くして飲んでる。がっつり甘くしてるのにビターな風味がたまらん。
美味しいだけじゃなく便通も良くなった気がするから食事制限開けても続けてゆこうと思ってる。
そして最近思い付いたのはバナナのパウンドケーキ。家で作ったものなら(何が入ってるか分かってるから)食べれる。
ちょうど熟れたバナナがあったから作ろう〜♡と思ったら無くなってた…横山さんのお誕生日のお祝いにケーキ作りたかった(*pωq*)
(横山裕さま、37歳のお誕生日おめでとうございます〜!!!銀河一麗しい37歳〜!世界も驚く美貌〜!いままでもこれからもありがとう〜!だいすきです!!!)
ヨード制限開始から2週間。
甲状腺を全摘してから人並みに生活するために欠かせない薬もお休みしている。TSHっていう数値を治療までに目一杯上げておく必要があるんだって。これからだんだん具合悪くなるらしい…怖いね。
退院したら何しようかな〜って、いろいろ考えてる。ライブ何着て行こうかな〜とか。じゃないと怖いし。退院の日、チケットの当落日だし。怖いし。うん、怖いな。
手術するって決めたときから次のライブも元気に参戦するって、目標にしてたから。きっと泣くんだろうけど、素直にライブは楽しみにしてるんだ。
食事制限を始めて気付いたのは、添加物の多い食べ物が本当に多いんだなあって。お魚や海藻類が食べれない以外は、実は今までよりずっと健康的な食事が摂れてるんだろうなあ。でもそのおかげで得られる便利もあるからね。だからそれが良いとも悪いとも言えない。
体調が良ければ入院までの間、手作りお菓子づくりでもして過ごします。女子力上がっちゃうな。
参ったなへへへ←
サキナってたのしい
色気も何もない理由で切ったけどショートヘアにしてからというもの、会うひと会うひとからめちゃくちゃ褒められる。お世辞か?お世辞なのか?単純だからお世辞もありがたく受け取ってゴキゲンになるけどね?平和なのうみそ。
前髪はもう少し伸ばして、くるんって巻いてみたいな〜とか、ヘアアクセ出来ない代わりにサマーベレー欲しいなあとか。退院したあとの生活に、いろいろ思いを巡らせている。
昨日は片道1時間半バスにゆられて、友人に会いに行った。3年ぶりくらいだった。あまりにも会ってないから人見知り(?)するかもと思ってたけど、全然そんなことはなかった。
会うなり、髪すっごく短いね!そんな短いの見たことない!でも似合う!って言ってもらった。ありがとう、えへへ。
ランチしてるときには、すばるくんの話が出てびっくり。(彼女はnotジャニヲタ)
ちょうど1週間前の、今ぐらいの時間だったよね、って。うん…そだね〜……
こんなに1週間が長く感じたのは久しぶりだった。ちょうどとある勉強を始めたから、それに集中することで気を紛らわせているうちに、フラットな状態でいられたかもしれない。本当に1週間長かったなあ…みんなよく生きたね←?
今回のいちばんの目的はサキナのラウンジにお手入れに行くこと。彼女もサキナのマシンの愛用者なのだけどしばらく使っていないと言ってたので、お手入れの楽しさをまた思い出してもらえたらいいなあ〜と思ってアフターフォローのお手伝いをしてきた。だって、すきなひとたち、わたしと関わってくれたひとたちにはずっときれいで居てほしいからね。
丁寧にクレンジングして、ツノの立つもこもこ泡の作り方を伝授。
『ずっと顔に乗せてたい〜洗い流すのもったいない〜〜』そうでしょそうでしょ?♡
クレンジングと洗顔だけで肌の色がワントーン上がった。自分でも気が付いて『すごい!やっぱり違う!』
3月までエステに通っていたというだけあって、お肌は毛穴も目立たなくてもちもちしてた。何にもしてない肌はカッチカチだから。でもお金が続かないし、通うための時間ももったいなく感じて、やめたんだって。
エステの良さは、人に触れてもらえることかなあ、って思う。触ってもらうと安心するし、心地が良いし、特別感、ラグジュアリーな感じがあって、すっごくキレイになれるような気がする。わたしも自分でお手入れするより人にしてもらう方がすき。
でもエステとか、サキナのお手入れもそうだけど、1回のお手入れの効果って3日でなくなってしまうようで。だから仮に月に一回、お金をかけて特別なお手入れをしたところでキレイな状態でいられるのは残念ながら3日間だけ。いずれ元に戻ってしまう。それってとてもかなしい。さみしい。ずっとキレイで居たいから、お金も時間もかけるのに。。
マッサージをしてお手入れのメインイベント、毛穴のおそうじ。黄色い汚れが取れた。
『わ〜、汚い…』黄色い汚れは、脂。これを毛穴に溜めたままにしておくと、ニキビの原因になるのである。
もう一度顔を洗って、ピーリング。肌の色がまた一段と明るくなった。最後に2分間、スチームを浴びる。すっかり癒されてくれたようだった。
作戦(?)大成功\(^o^)/
お化粧品もいろいろ変わったんだよ〜ってことで、UV、水ファンデ、粉おしろい、アイブロウをお試し。『いつもと同じく3層塗ってるのに、すっごく軽い』
そうなのです、軽くてお肌が全然苦しくないの。これを試したら他のメーカーのメイク用品は重たくて使えなくなるんだ。
友人は、髪型だけじゃなくわたしの肌も褒めてくれた。わたしのニキビがひどい状態を、彼女は知っていた。
『すごくきれいになっててびっくりした。サキナの美顔器持っててよかった。わたしもまた続けてみる!』
誉め殺しで恥ずかしかった〜。何より聞きたかった言葉が聞けて嬉しかった。
サキナのお手入れって、本当に楽しいの。続ければ続けるほど楽しいし、きれいになる。褒めてもらった言葉がそのままのうみそに入るから、ますますキレイになれるの。そして周りにきれいなひとがいるとそれがまた励みになってお手入れがんばれる。好循環!コスパ良い!
前日にも野球を観に行って、大敗したせいで余計に疲れてたからちょっと身体にムチ打ったけど、会えてよかった。友人が元気で居てくれたこと、今まで聞きたくても聞けなかったことも謝れたし、いろいろな話ができた。何より喜んで貰えることができたこと。嬉しかった。
社会人としては全くのクズであるいまのわたしにとっては、ひとに喜んで貰えることがモチベーションになるというか。自己肯定感につながっている。
とある勉強を始めた。自分のためにもなるし、いろんなひとの役にも立つような勉強。その成果が実を結ぶように、いまはちょっと無理してでも、がんばりたい。
まだまだ終わらないから
あることに挑戦することを決めた。
せっかくやるならテッペン取るつもりで、真剣に取り組もうと思ってる。でも挑戦することに意味があると思ってる。結果を求めず、価値とか勝ちとか負けにこだわらずに、目の前の課題に取り組む。絶対無駄にはならないはずだから。勉強あるのみ。挑戦したらその分だけ、いいことあると思うから。
あること、の詳細についてはまた改めて。これが終わったらやりたいことも決めてある。でもわたしはすぐパンクするから一個ずつ解決していくんだ。
いままでは楽しい誘惑が多すぎたけど、不幸にもタイミングが合って、何も見たくない聴きたくない状況になったから勉強に取り組みやすい。
Twitterも見たくないから開く回数大分減ったしね。気が楽〜。なくてもやっていけるかしらね、なんて。
ゆるゆると、マイペースに。がんばります。