1年。

 

地震発生から1ヶ月が過ぎた。

昨日のおひるや21時半ごろ、きょうの夜中3時前にも余震があったけど

 

おかげさまでライフラインはすっかり元通り。

 

先日、久しぶりにスーパーに行ったら採れたてのみずみずしい新鮮な野菜がたくさん並んでいて、冷蔵棚にもお豆腐さん、おあげさん、納豆、牛乳などがいつものように並んでいた。

 

コンビニも、あんなに空っぽだったのに本も飲み物も揃っている。何でもそうだけど、空っぽを埋めるというのはとても大変な作業だ。

 

台風も続いたのでお水やレトルト商品、カップ麺は少し品薄のようだけど。パン屋さんには美味しそうなパンが、コンビニには美味しそうなスイーツが、アイスクリームが売られている。

 

この光景が当たり前じゃないということを知ったので、お店に行くたびに感動する。

 

 

わたしたちの生活は、誰かの仕事で成り立っている。

 

電気だって電信柱を作ってくれるひと、線をつないでくれるひと、管理してくれるひとがいるから使えるのだし

 

お水も配水管を作ってくれるひと、設置してくれるひと、きれいにして管理してくれるひとがいるから使える。

 

当たり前にあるだけど、当たり前じゃない。

当たり前は、当たり前にあるわけじゃない。

 

 

ありがたいなって、素直に思う。

 

 

 

 

甲状腺専門クリニックに行ったのは昨年の10月2日。

 

膨大な仕事量に体力気力が付いて行かず、心を病んで仕事を辞めたのが10月10日。

 

 

 

1年。あっという間だった。

 

1年経ったいま、1年前と違うのはひとつ歳を重ねたことと、甲状腺がふたつとも失くなってしまったことくらい。あとは全然。なんにも変わってない。

 

申し訳ないと思う。

 

なにに申し訳ないっていうより、生きててごめんなさい、という感じ。

 

先月は特にこの申し訳なさというか、無力さ、不甲斐なさ、情けなさに押し潰されて、死んでしまいたくなるような日々が続いた。とにかく憂鬱だった。

 

1年。そんなまいにちを支えてくれたのがこの方です。

 

じゃーん。

 

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階段先回りされた。変な顔。笑

 

拭いても拭いても涙で顔真っ黒。我が家ではカオナシかたぬきって呼ばれてる。

 

彼女はとにかく優しい。眠るときもいっしょ、起きてる間もそばを離れない。

泣いたら『なしたなした?泣くんでないのー!』って大慌てで駆け寄ってきて涙を拭ってくれる。舌で。ベロベロにされる。笑

 

どんなに辛く当たっても、うんうん大丈夫だよ、ってそばに居てくれる。とても深い愛情を持っている子。

 

なかなか外に出づらくなってたわたしを散歩に誘ってくれて、最近では毎日催促される。

たかだか10分くらい歩くだけでも、くさくさしてたり、ちょっと体調が悪くても、散歩に出てみると案外気が紛れる。

 

ポケモンを捕まえながら(ポケモンGO始めた)散歩するのが日課になりつつある。

 

里親で引き取ったはなちゃん。引き取った当初はこんなに心の支えになってくれるとは思ってなかったな。

 

 

これを書いてるいまも、膝に乗っかって散歩まだ?と訴えられている。

 

なのでそろそろ、出かけてきますね。

 

日暮れるの、早くなったなあ