ガーデニング1年生
花がすき。
トータル3年くらい花屋さんでバイトしてたこともある。花屋さんで働くことはわたしの夢のひとつだった。
田舎では見かけないような花ばかりを多く取り扱ってる花屋さんだったので、切花と鉢花の種類や名前もたくさん覚えることができた。目と心が癒される毎日だった。
花は言ってみれば贅沢品。無くても生きてはいけるけど、わざわざ花屋に来るひとはみんな花がすきなひと。お客さんが花を眺めてるときの表情はみんな穏やかで優しい顔をしている。
うんうん、分かる。かわいいですよね〜!癒されますよね〜〜〜!
かわいい苗を見つけては買って帰って庭に植えた。花がすきとはいえ育てるのはあまり得意ではないから、なるべく手間のかからない耐寒性のある宿根草ばかりを選んで植えた。植えたんだけど。
斑入りのアジュガ、ヒューケラ、キャットミント、エリゲロン、黒色の珍しいホリホック、ブラックビオラ、ミニバラ(テディベア)、クレマチス、レッドクローバー etc...
どれも翌年、咲いてきてはくれなかった。
原因は父。除草剤を撒いたらしい。そして花苗と雑草の区別も付かずに草むしりをしてどんどん抜かれたせいだった。高価な苗もあったのに。普通見分けつくよね?
『食える草にしか興味ない』とか言って自分の菜園畑だけはきれいにするくせに。ほんっとありえない。
でもそれ以外にも原因があるようで、しばらく考えた。死守できたクリスマスローズは今年5年目になって少しずつ株を大きくして花数も増えてきた。ムスカリもちょっとずつ増えている。チューリップは…ひょろひょろと貧相だ。
ラムズイヤーは生育旺盛で困るぐらい元気…ということは…土が…痩せてる?
(ラムズイヤーは痩せた土の方が元気に育つらしい。逞しい子だ。)
この家を建てて庭を作るとき、祖父母の家の庭の木や土をそのまま持ってきたらしい。その土も元々は山から持ってきたもので毎年毎年取っても取ってもどんどん伸びる雑草にずっと頭を悩ませてきた。
土か…まずは土をどげんかせんといかん…!
いくらかわいい花を植えたところで土がダメならそりゃすぐ枯れてまう…お願いだから土から庭を作り直そう!と、切々と訴え続けてやっと重い腰を上げてくれた母。体力とかその他諸々考えても母の協力は不可欠だった。聞くと、たくさんバラを咲かせたいらしい。
なんだ、母もきれいな庭に憧れてたんじゃん。
というわけで、引っ越してきて15年以上経って念願の本格的庭づくり、ようやく着工を始めました。
新しい土を入れる前に防草ネットを1面に張り巡らせて、ピンで固定。ここまではよかった。
そして、発生したレンガ問題。
低コストで仕上げたい母
VS
せっかく作り直すならアンティークレンガを使いたい私
土を足すならそれなりの深さがないと新しい花が植えられない。だから高さのあるレンガを縦に並べたかったの、わたしは。でもそのやり方だと手間が掛かるしレンガも何個買っていいか分からないって言い出した。
…っめんどくせえ〜。
久しぶりの暑さと、毎月恒例のあのイライラと、体調の悪さとで全てが面倒くさいのに、輪を掛けてめんどくさい母。
しょうがないから母の意見で折れることにした。
いざ、レンガを並べていく。ここでまた問題が。
大雑把でアバウトなO型の母
vs
AB型の血を引く、几帳面B型なわたし
まず土が平らじゃないからレンガの高さガッタガタだし、まっすぐ並んでないし。
『そんなの気にしてたら終わらないから』って言いながら黙々と作業する母。いやいやこういうのって基礎が大事じゃないの…
雨もポツポツ落ちてきたので、しょうがないからまた折れて、作業。
今回は裏庭の半分を作業。レンガを敷いて、黒土と腐葉土を足した。雑草が生えて居ないだけでとてもスッキリして見える。
雨は霧雨になって、強く降りそうだった。
先日買い込んだ花の苗も、植えちゃおう!となった。
アプリコットカラーのコスモス、クレオメ、レッドクローバー、ブラッククローバー、コルシカミント…あと、名前忘れた。笑
コルシカミント。初めて見たけど、ベビーティアーズと見分け付かない。でもうす紫の小さい花がかわいい♡
こぼれ種で増えるものと、宿根草ばかりで作っていく庭。コルシカミントは越冬してくれるか微妙だけど…がんばってくれ。
雨が降ったので写真は撮れず。土も全然足りなかったから足していかなきゃだし、残りの庭半分もどげんかせんといかん。
まだまだこれからやることたくさん。花いっぱいの庭にしたいなあ。