サバイバーなまいにち

がんサバイバーとして生きる∞ヲタの徒然美容日記

あなたを生きて

 

わたしの夢のひとつに三馬鹿還暦ディナーショーに行くことがある。わたしはそのために長生きしたくて手術をしたようなものだ。

 

還暦を迎えた三馬鹿は、きっと禿げてはいなくて、もしくは禿げないようなアレコレをして、髪はロマンスグレーで。黒のタキシードにお揃いの蝶ネクタイをして、きっとお酒も飲みながら、踊りは勘弁な!って言って、jazzyな音楽としゃべくりメインのそれはそれは楽しいディナーショーを催してくれるんだ。ファンもドレスアップして、色気増し増しの還暦のオジサンたちに相も変わらずときめかせてもらうの。

 

生涯現役師匠のすばるくんと、すばるくんの一挙手一投足にゲラゲラ笑うひなちゃんと、ひたすら飲んで楽しくなってるきみくんと。ひとり妄想だけでこんなに楽しいんだから実現したらきっともっと楽しい。

 

 

 

 

ずっと一緒だと思ってた。

永遠なんてないことはとっくの前にレコメンが教えてくれてたはずなのに。最近も思い知ったばかりだったのに都合の悪いことは学習しない。だけど関ジャニ∞は、三馬鹿は、例外だと思ってた。

 

だって、本人たちも歌ってる。

ずっと一緒、ずっと一緒、ずっと…って。

 

『元気が出るSONG』ってタイトルなのに全然元気出る要素ないし。暗くて、湿度高くて、呪いみたいな曲。一生逃がさないからな、って。重いファンたちにとってはしあわせな呪いだったと思う。

 

永遠に続けなんて願わないから

せめてあと少し もう少しだけ

 

その “あと少し もう少し” が、こんなに早くやって来るなんて思ってもみなかった。

 

すばるくんが、ジャニーズを辞める。

 

 

 

わたしは世に言うJr.黄金期を知らない。伝説と言われているMステもリアルタイムで観ていない。いつもよこひなと一緒にいる、関西弁で性格キツそうな、お顔の綺麗なおにいさん。そのひとがすばるくんだって認識して見たのは『USO!?ジャパン』だったと思う。

 

茶の間ファンになってからはすばるくんの歌声にどんどんハマっていった。すばるくん無しにエイトの曲は成立しない。いろはも、レイニーも、歌謡曲風の歌も、すばるくんの歌声があったからこそエイトにぴったりハマっていたんだと思う。『琉我』なんてあんなエロい曲、すばるくんにしか歌えない。

 

 

5大ドームツアー。初めてすばるくんを生で見た印象は正直あまり良くなかった。語弊を承知で言うと、怖かった。

スタンド席は結構空席が目立ってた。お客さんのリアクションはイマイチ。(だったらしい。わたしはめちゃくちゃ楽しかった)

確かにレスポンスの声は小さくて、煽りにもついていけなくてバラバラだった。イライラする要素は満載だったかもしれない。

なんとなくピリピリした空気を纏っているようなすばるくんが怖かった。

 

ちゃんとエイトを追いかけるようになって、それが誤解だったことはすぐに分かった。ライブに真摯に向き合っていて本気だからこそのあの態度だったのかもしれないと。いろんなところに土下寝して謝りたい。誤解されやすいけど、愛されるひと。天性の愛され気質。羨ましい。

 

メンバーと、歌と、音楽と、下ネタをこよなく愛していて、ファンのこと重いとか言いながらもちゃんと想っていてくれて、抜群のワードチョイスで繰り出されるツッコミ。すばるくんというひとは、とにかく愉快で最高にかっこよかった。

 

年々まあるくなって、柔らかく笑うようになって、大きな口を開けて笑うすばるくんが愛しくて、もう、すきしかなかった。

歌い方もどんどん変わった。グループで歌うときとソロの歌い方は全然違うように感じる。わたしは命を燃やして、命を削るように歌うすばるくんを見ているとヒリヒリするというか。見て、聴いているこちらまでエネルギーを消耗するので、いつか燃え尽きてしまわないでね…って。願った。

 

 

すばるくんはエイトの心臓。チカラの源。

 

すばるくんの夢はイコール、エイトの夢になってた。その夢をいっしょに見たくて、叶えたくて、メンバーそれぞれ自分の役割と課題を見つけて、全身全霊で向き合って、グループに還元していたんだと思う。

“すばると肩を並べるに相応しい男になろう”という気概をよこひな筆頭にメンバーみんなから感じていた。すばるくんはファンだけではなく、同期やメンバーにとってもスターで、アイドルだった。

 

『音楽で食っていけるグループにしたい。』すばるくんがそう思っているなら、とメンバーが同じ方向を向いてからの関ジャニ∞は変わった。ひなちゃんはキーボードを、横山さんはパーカッションだけじゃなくトランペットまで身に付けた。ずっと続けていたバンドがやっとフューチャーされるようになって、音楽番組もできて、どんどん活躍の場が広がっていった。

 

すばるくんが味園ユニバースに主演して、ソロデビューをしたときから、こんな日がいつか来てしまわないかって不安が、実は少しあった。

“少し”というのはフラフラの活動をしていたときと比べて、ということで。あのときは本当にやばい(辞めちゃうかも)と思っていたから。

 

だけどソロやアウェイな現場でもすばるくんが『関ジャニ∞っていうアイドルグループやってます!』って誇らしく言うから、「ああこのひとはアイドルとして生きていく覚悟を決めてくれたんだ」と思った。

『お互いジジイとババアになってもライブやりたい』『一生あなたたちのアイドルでいます』嬉しかった。

 

だけどそうじゃなかった。

あれは自分に言い聞かせるための言葉でもあって、もちろん本心でもあっただろうけど、そうしないと自分がアイドルとして関ジャニ∞として在り続ける自信が無かったのかもしれない。関ジャニ∞の一員である以上、バンドはあくまで武器のひとつで、そればかりに傾倒するわけにはいかない。音楽に強く惹かれてしまう気持ちに蓋をして、見ないように気付かないようにしていたけど、それがついにできなくなった。すばるくんは大きな夢を見つけてしまったんだね。

 

 

横山さんと大倉くんが会見で言っていた。

 

『その夢、関ジャニ∞と一緒に叶えることはできないのかな?』

『1年とか、休んでいいから、関ジャニ∞に帰ってきてほしい。』

 

ここまで一緒に夢を追いかけて来たんだから、その続きも一緒に見たいよね。あたりまえだよね。

 

会見の様子を見ながらわたしもそう思った。何年かお休みしても、お休み期間中はさみしいかもしれないけど、関ジャニ∞に帰ってきてくれるならそれでいい。またみんなで笑い合ってる顔が見たい。その様子を見て、わたしもずっと笑っていたい。どうしてそれじゃだめなの…?

 

すばるくんはきっと、メンバーが自分に対して甘いことを自覚している。『音楽の勉強したいからグループの活動休むわ』って言ってもあっさり受け入れてもらえることをきっと分かってる。家族みたいな、兄弟みたいな、みんなとずっと一緒に居たいけど、それだと自分はその優しさに甘え続けてしまう。このままだと自分の成長は止まる。

 

だからきっと旅に出るんだ。あえて大切なものと距離を置いて、後ろ盾を無くして、自分の力だけで挑戦したいんだ。まだまだ知らない世界があることを、すばるくんは知ってしまった。

 

横山さんがトランペット始めたのも影響してるのかなあって思う。何かに挑戦するのに年齢は関係ないことを身をもって教えてくれた存在。結果ブルースハープを始めたけど、同い年で、仲間として、親友として、それ以上の刺激を受けたのかもしれない。その横山さんがトランペット始めたのだってバンドの戦力になりたいから、だったのに。横山さんが音楽すきになれたのはすばるくんのおかげだよ。

 

ここまで自分のやりたいことに巻き込んでおいて、ここからはひとりで頑張って生きたいって。それはあんまりだよ。その夢の続き俺たちにも見せてよ、って。特にバンドのことにおいてはグループのためというよりも、すばるくんのためにみんなそれぞれ頑張ってきたとこあっただろうし。

 

怒っても泣いても、喧嘩してもいいはずなんだよ。でもそれができるひとはエイトには誰もいない。優しすぎるから。だいすきだから。メンバー同士、ひとりの人として尊敬しあっているひとたちだから。それぞれに一度きりの人生を縛ることは、誰にもできない。

 

大事なものがたくさんあるのにそれを手放してまで、何がほしいんだろう。何に納得いかなくて、満足できてないんだろう。でもそれはきっと本人も分からないんだろうな。だからこれから探しに行くんだもんね。

 

でもすばるくんが事務所辞めるって決めたとき、逆に6人はよく関ジャニ∞で有り続けることを決断をしてくれたなあと思った。『すばると心中できるなら本望』くらいに思ってそうなひとたちだから。あんな呪いのような歌書くひとたちなのに。

直接見てはいないけど、クロニクルでのスカウト話に乗り気だったのも、ひなちゃんがじゃあそのときはみんなで移ろうと言ったのも、多分本気だったと思う。

 

すばるくんにとってはファンよりはやっぱりメンバーが大切で、メンバーもやっぱりすばるくんがいちばんで。ファンがどれだけ行かないでと、泣いたり怒ったり悲しんでも、『すばるが決めたことだから応援してあげてほしい』って、すばるくんを庇うんだろうな。(今回の場合は誰も悪くないからこの言い方も語弊あるけど)

どこまでもすばるくんに甘い人たち。でも横山さんにお願いされたら、受け入れるしかない。横山さんが止められないなら、どうしたって無理だったんだ。会見のとき、顔に行かないで、っていちばん大きく書かれてたの横山さんだったけどね。

 

 

「いってらっしゃい、がんばってね。ずっと応援してます。」

 

 

なんてそんな聞き分けのいい子にはなれない。お利口さんなことはまだ言えない。ていうかずっと言えないと思う。すばるくんの居ない関ジャニ∞なんて、そんなのエイトじゃない。8周年のオーラスで亮ちゃんが、ここからは関ジャニ∞第2章のはじまりって言ってた。メンバーみんなが愛していた内くんと、別々の道を歩くんだって言った。内くんもエイトのアイドルだもんなあ。かわいくてかわいくてしょうがない、俺たち自慢の末っ子くん。

てことは今度の新生関ジャニ∞は3代目ってことですか?どこザイルの何ザイルですか、もう。

わたしはひそかに、15周年とか20周年とか、節目の年に内くんが復帰するゆめを見ているのだけど。。

 

 

こんなにハマらせておいて、やりたいこと見つけたからもう帰って来れないわごめんね、ってさ。なんだそれ。みんなすばるくんのことだいすきで、嫌いになれないこと知っててそういうことやるんだから、ずるい。

 

大倉くんの表情、態度がファンの気持ちを代弁してくれているようだった。大倉くんがいつもファンの目線で関ジャニ∞を見てくれていること、とても嬉しいし安心する。グループのことに関しては横山さんに任せておけば!って思ってたけど、すばるくんのことになるとそれができないひとがエイトには多すぎる。すばるくんのことを含めてグループを俯瞰できるのは大倉くんだけだ。

 

 

 

会見で、疲れ切った顔をしていたすばるくん。言いたかったことが言えてほっとしてるだろうか。ちゃんとごはん食べてますか。ちゃんと眠れてますか。

 

みんな揃って会見してくれるなんて、めちゃくちゃ優しくて思いやりに溢れてる。かっこいいなって思った。すばるくんも、ファンも愛されてる。わたし男見る目あるわ〜。

 

あんなに泣いていた横山さんも、会見のあと舞台公演を控えているまるちゃんも、ドラマ撮影中の大倉くんも亮ちゃんも、気丈にお仕事されてたんだと思うと、誇らしさと共にとても胸がしめつけられる。あの会見の場でいちばん冷静だったように見えるのはひなちゃんだけだった。(すばるがおらんようになる、泣いたら足を引っ張ってしまう。ヨコは今はあかん…俺がしっかりせな。)目は潤んでたけど、さすがでした。

やすくん、背負い投げの練習はほどほどにね…っていうのは冗談だけど、大丈夫かな。お大事になさってください。

 

関ジャニ∞が船なら、その船長は間違いなくすばるくんだった。その船長が船を降りる。ルフィが降りた船はこれからどこを、何を目指して行くんだろう。(絆の深い愉快な仲間たちをイメージしたらワンピースになってた。やだ、ワンピース読めなくなるじゃん…)

 

これから6人で活動する関ジャニ∞を見てどんな気持ちを抱くのかいまは全く想像がつかない。本人たちですら想像できないって言ってるんだからあたりまえなんだけど。

 

未来のことは分からない。残してくれたものがあまりにも多すぎて。だからいまは湧き上がる素直な気持ちを味わって、辛いとか悲しいもまるっと抱きしめてまいにち生きる。生きて、ってすばるくんが言うから。

ただ、曲はしばらく聴けそうにないし、映像も、観れないかな。特にジャムはいまの状況に当てはまる曲が多すぎて、切ない。でもいまはそれでいいんだと思う。時間の流れに身を任せるしかない。

 

すばるくん。貴方が言ってくれたように、貴方もあなたを生きてください。あなたを貫くあなたのこと、これからもだいすきです。